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2007年12月17日

マルチメディア液晶「MDT242WG」を買ってみた

詳しい普通のレビューは、レビューWikiのほうを参照ください。

MDT242WG * 気まぐれなレビュー
http://review.sakuratan.com/index.php?MDT242WG


こっちでは、エロゲプレイ用としての「MDT242WG」レビューを書いてみることにする。

サンプルに使ったエロゲは↓のもの。

「ef - the first tale.」(minori
 夜のシーンが多いので、暗めの配色をした絵が多い。
 夕焼けや夜など、同系の色を多用したシーンが多い。
 明かりを消した、寒色系の色使いをしたエチシーンがある。
 独特の光使いとダイナミックな動きをするOPムービーがある。

「HoneyComing」(HOOK
 暖色系の明るい色、ピンク・黄色など目に付く色が多い。
 全体的にカラフル。

「そして明日の世界より――」(etude
 独特の淡い色合いの塗りが特徴。グラデーション多用。
 光の描写が多く、光が差し込む絵が多い。
 メッセージウィンドウに透明度グラデーションがかかっている。


【液晶パネル】
AUOのA-MVAを使用。ギラツキがなくて、目の負担の少ないパネルなので、長時間プレイしても疲れないのがいい。

正面から少し角度が変わると、少し黄色がかった色になったり輝度がわずかに下がったりする。
その影響で、パネルサイズが大きいこともあって、四隅に色むらや輝度むらがあるように感じる場合もある。
ただ、エロゲで四隅まで表示することはほとんどないので、あまり問題はない。

初期設定ではブライトネスが異様に高いので、かなり設定を落とさないと使い物にならない。
ブライトネス設定は20%以下を推奨。長時間プレイを考えると、10%以下でもいいかもしれない。
輝度を落としても色合いが変わらないので、調整はしやすい。

特定の色が強調されることのない表示で、あまり違和感のない絵がでる。赤系の色が強く出る「LCD-MF241X(I-O DATA)」より見やすい。


【表示機能 - 画面サイズ(拡大表示)】
最近のエロゲは800x600サイズが主流なので、「画面サイズ」設定は「アスペクト」か「2xズーム」で確定。
どちらを選んでもスムージングがかかるので、汎用性の高さから「アスペクト」がいいかも。
「アスペクト」と「2xズーム」で、スムージングのかかり具合に気になるほどの差はなかった。


【表示機能 - DV MODE】
色作りや表示処理を切り替える項目。テキストベースのWebの閲覧とかではあまり違いがわかりにくいけど、エロゲではかなり差が出た。

▼スタンダード1:○
標準モード。8モード中で一番汎用性が高く、綺麗な表示になる。
あえて変える必要はなさそう。

▼スタンダード2:×
トーンジャンプ(色の階調が失われて、中間色が正しく表示できない現象。グラデーションを表示すると、縞模様になる)がでてしまう表示モード。
一見すると、「スタンダード1」より鮮やかな表示に見える。でも実態は、中間色が欠落して色の差がより強く出ているだけ。

トーンジャンプ系DV MODEの「スタンダード2」「ゲーム2」「ムービー」に共通して言えることだけど、
塗りにグラデーションを多用した絵では、まるで減色処理をしたかのようにかなり画質が劣化する。
最大の問題は、おっぱいやふともも、絵師によっては瞳の中にトーンジャンプの縞模様が浮かんでしまうこと。

テキストウィンドウに半透明グラデーションがかかる「そして明日の世界より――」では、テキストウィンドウにも盛大に縞模様が浮かんでしまった。
「そして明日の世界より――」は、光が差し込む描写や青空が広がる絵でグラデーションが多く使われているので、トーンジャンプ系のDV MODEでは画質の劣化が激しい。

▼テキスト:×
色温度が下がって色合いが変わるので、論外。

▼sRGB:△
全体的に鮮やかさが下がる。くすんだような印象。劣化「スタンダード1」といった感じ。
このモードを使うメリットはない。

▼フォト:×
一見、鮮やかな表示になったように見える。トーンジャンプもない。
しかし、黒つぶれと白飛びが起きやすい。

夜のシーンでは暗い部分が塗りつぶされたように真っ黒。「スタンダード1」では、闇夜に木の枝の影が映るような絵でもちゃんと見えるけど、「フォト」ではほとんど判別ができなくなる。紺や黒、こげ茶など色使いが暗め服も、影になった部分は塗りつぶし状態。
一方、色白なキャラは肌の色が飛んでしまう。寒色系寄りで塗られる夜のエチシーンなどでは、肌が不自然に白い色になる。
明部や暗部に向かってグラデーションがかかる部分では、境界にはっきりとした境目ができることもあった。

▼ゲーム1:×
中間色にメリハリをつけて、迫力ある映像にするモード……ということになっている。
エロゲではまるで使い物にならない。

色がやや強調されたような表示。暗い色はより暗く、明るい色はより明るく。
白とびもあるけど、それよりも暗部の落ち込みが酷い。「フォト」以上に黒つぶれが起きる。

赤・黄色が強めに出て、色が変わってしまうという大きな問題もある。
茶髪がオレンジ色に、濃い目のピンクが赤に見えるほど。
「ef」の夕焼けシーンは雰囲気台無し。夕焼けというより、オレンジ色で塗りつぶされたような絵になってしまった。まるで「さよならを教えて」。

立ち絵を減色・圧縮している作品では、もっと深刻。
変に色が強調されるので、減色時にできる塗りパターン(ディザリング)が浮かび上がって見えてしまう。

▼ゲーム2:×
変色は「ゲーム1」よりはマシ。黒つぶれも多少は減ってる。でも、盛大にトーンジャンプが起きる。
全モード中で一番トーンジャンプが激しい。
「そして明日の世界より――」の青空などはガタガタになってしまう。

シューティングやアクションなどで、画質を犠牲にしてでも遅延の少なさを重視したい場合に使うモードなので、静止画がメインのエロゲではそもそも用途が合っていないわけだけど。

▼ムービー:×
トーンジャンプ系のDV MODEにしてはがんばってる方。トーンジャンプが起きることには変わりないけど。
暗部の階調表現力を引き上げたモード。

確かに黒つぶれはほとんどなくなるけど、代わりに影が影に見えなくなるという問題が起きる。暗いはずなのに暗くない。
そのため、夜などの暗いシーンはちょっと不自然になってしまっている。


結局、標準の「スタンダード1」がベスト。その他のモードは、ちょっと極端すぎて使いにくい。


【MP MODE】
液晶の動画ブレを抑えて、くっきりとした表示にする機能。
でも、静止画の組み合わせがメインのエロゲ本編ではほとんど意味がない。
いちおう、エンディングのスタッフロールとかでは効果があって、スクロールするスタッフ名にぼやけた影が付かなくなる。

ムービーには効果がありそうだけど、静止画や立ち絵メインのものにはあまり効果はない。
そもそもOP/EDムービーは、動きの大きなシーンが苦手なMPEGで圧縮されていることが多いので、効果があったとしてもわかりづらい。
新海誠独特の演出がある「ef」のOPムービーは、冒頭の紙飛行機が昇っていく場面や、終盤のカメラが大きくパンするシーンなどで、「MP MODE」の効果があるのがわかる。


【スルーモード】
エロゲでモニタの表示遅延が影響するようなことはまずないので、使ってもほとんど意味がない。
Ctrlキーでメッセージスキップしている時に、目標の場所でピタリと止める時に使う……とか?


【スピーカー】
別途スピーカーやヘッドホンを用意するのをお勧め。音質はあまり良くない。

モニタ本体のヘッドホン端子は論外の遥かかなた。使わない方がいい。
どんなにヘッドホンをがんばっても、アンプが悪ければどうしようもない。長時間聞き続けるには疲れる音。

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エロゲは長時間プレイになることが多いので、あまり目が疲れないパネルを使っているというのは大きなメリット。
DV MODEは「スタンダード1」がベスト。一番発色に違和感がない。この「違和感のない発色でプレイできる」というだけでも、「LCD-MF241X」から変えてよかった。
posted by neneco at 14:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | レビュー:その他
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