ストーリーの展開はほぼ原作小説版通り。原作1巻の序幕〜第三幕まで。ところどころ飛んでるエピソードもあって、パッツィオにある酒場ヨーレンドでの話はかなり省略。
経済話周りは図解が入っていてわかりやすくなっていた。
原作からの変更点で気づいたのは2つ。
ひとつは教会で食べたジャガイモがライ麦パンになっていたこと。これは時代背景に合わせて変更したっぽい。
狼と香辛料の舞台設定は、13〜14世紀ごろの後期中世ヨーロッパをイメージしてる感じ。ヨーロッパにジャガイモが伝わったのは16世紀。一般に食用となったのは17世紀になってかららしいので、ロレンス達はジャガイモを見たこともなかったはず。
もうひとつは、ホロがトレニー銀貨の純度を確かめるところ。原作では手で包んで振っていたけど、コミック版では両手に持って打ち鳴らしていた。
ホロの外見はかなり子供っぽく描かれてる。小説でのイメージよりかなり幼い印象。行動もところどころ急に子供っぽくなる。
十分カワイイので問題なしですが。
リンゴをねだるところも可愛かったけど、個人的には毛皮にもぐってるコマが可愛くて気に入った。
ホロの裸が多い巻で、おっぱいのラインがキレイなのが印象的。