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2008年03月25日

狼と香辛料 文庫1巻読み終わり

はまりました。

中世西洋ファンタジーだけどファンタジー要素は狼のホロだけ。
経済部分の設定がけっこうしっかりしていて、商人同士のやり取りや商売の手法などはちゃんと理屈が通る組み立てになっている。
遭遇したトラブルをファンタジー要素で強引に解決せず、論理的にわかる対応の仕方で解決していくのが良かった。
あと、ときどき素直なホロがかわいい

気になったのは、重要なアイテムになっている、トレニー銀貨の価値。これがいまひとつわかりにくい。
作中でトレニー銀貨の価値がわかるシーンは――

・両手に持ちきれないほどの林檎 …… トレニー銀貨 1枚。
・2人の宿代+夕食代 …… トレニー銀貨 1枚で足りる(?)。
・蜂蜜パン …… トレニー銀貨で払うと店員が迷惑するくらいのお釣りになる。
・テンの毛皮 …… 相場から見て上々だと1枚あたりトレニー銀貨 2枚。ホロの話術で3枚に釣り上げた。
・個人商店を開くのに足りる金額 …… トレニー銀貨 2000枚(+ロレンスの資産をいくらか売却した額)。
・ミローネ商会が銀貨取引のために集めた額 …… トレニー銀貨 約32万枚。行商人には目のくらむ額。
・ミローネ商会との契約の元でロレンスが得た利益 …… トレニー銀貨 120枚。
・ホロが買った衣装+櫛+荷馬車いっぱいの林檎 …… トレニー銀貨 170枚。

林檎1つはだいたい100〜150円。ホロが素直になってしまうほどの林檎なので、1つ150円とする。
ホロが食べた林檎が8個。テンの毛皮に細工をするためにも使っているので、おそらく最低10個以上と推測。
しかし、林檎10個分=1500円がトレニー銀貨の価値とすると、ちょっと安い気がする。2人分の宿代が1500円ということはないはず。

宿代から考えると、ビジネスホテルに1泊するとだいたい10,000円前後。
でも、トレニー銀貨1枚=10,000円は高すぎる。これだと、1枚で買える林檎は66個。両手で持てないにも程がある。
パッツィオは商業町で商人も多く、商会が強い権力を持っているなら、商人が泊まる宿はもう少し安く泊まれるかもしれない。
そもそも、ビジネスホテルほどしっかりした宿でもなさそうだし。

そもそも、両手に持ちきれないほどの林檎の数はどのくらいの量なのか。
袋や箱もなければ10個でも持ちきれない。きっと袋やカゴくらいはあったはず。
そして、人間の姿ではあまり腕力がないホロが両手で持てるくらいの量。
ダンボール箱入りの場合、1箱当たりだいたい24個の林檎が入ってる。30〜40個なら1〜1.5箱ほど。このくらいなら丁度よさそう。
とすると、トレニー銀貨は1枚 4,500〜6,000円くらい。間を取って5,250円。計算がめんどいので切りよく5,000円と仮定。

これをもとに計算すると――

銀貨取引の利益からの分配としてロレンスが受け取った額は60万円ほど。
安くはないが、怪我をしてホロがいなくなったことを考えると、はした金といえる額に思える。
それに、大掛かりな仕掛けをした割には、かなりつまらない額といえる。

ミローネ商会が集めた銀貨の額は、およそ1億6千万円ほど。
短期間でかき集めたと考えるとかなり高額。それも、商会の支店が即決で動かした額にしては大きい。

個人商店を開くのにかかる額が1千万ほど。
現代日本で考えると安すぎる感じだけど、中世ならきっと土地代とかは安かっただろうし、こんなものかもしれない。

ホロが勝手に買った高級な衣装+櫛+大量の林檎が85万円ほど。
衣装は2着分のようなので、衣装30万×2着+櫛2.5万+林檎1500個くらい?
ちょっと林檎が多すぎるような気もする。

難しいのがテンの毛皮。
毛皮の相場なんて知らないので、1枚 1万円というのが妥当なのかどうかがわからない。
ただ、なめす前の毛皮が、ちょっとした話術とトリックで1万円 → 1.5万円に上がるのは、上がりすぎのような。

しかし、林檎を基準に考えると、多少無理があるけど、トレニー銀貨1枚=5,000円前後というのが考えやすいような気がする。
posted by neneco at 17:13 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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